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おまいら短編ロボットSF書いてください
1:ケロロ少佐◆uccexHM3l2 :2006/06/18(日) 13:39:53 ID:OdZPKmbV SF板からきました。 ロボットテクノロジーに詳しい皆さんが書くお話を是非読みたく思います。 ロボットの基礎技術知識にうら付けされた正統派のロボットたちの話を期待します。 何卒!!よろしくお願い致します。 尚、まず私が作った話。まず載っけます。
2:ケロロ少佐◆uccexHM3l2 :2006/06/18(日) 13:41:37 ID:OdZPKmbV [sage] 【2050年】 その1 「教授!これを見て下さい。」《太陽風環境研究所》の藤元研究員は、電波望遠鏡の遠距離操作コンピューターとの対話を終え、時田助教授を呼んだ。 「予定よりもかなり早いな…規模も倍以上あるじゃないか。」 一瞬、難しい表情を取った後、いつもの時田の声に戻り「受信効率を再計算させプログラムを組みなおしてみてくれ。まあ、結果は同じだろうが…」と指示を伝えた。 処置を終え、休憩室に移った藤元と時田の2人は当然、この話題に… 「そういえば、やはり相手は、カナリア軍団になったな!森本教授は、張りきってるだろうなあ。」 「ええ!フォワードのヴァンデルレイ・ドスサントスの動きはやっかいですね。」 《太陽風環境研究所》の所長、森本教授はココにはいなかった。趣味というか長年の夢というか、本業以外で今、東京スタジアム(レクサススタジアム)で行われる、ワールドカップ優勝チームブラジルとの試合に備えているはずなのだ。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 《太陽風環境研究所》の所長《森本教授》は、秋葉原の《ロボカッププロジェクト研究機構》が入居しているハイテクビルに居た。 日本、アメリカ、EU、韓国、中国、インドなど、多国籍研究チームの技術者の面々が参加している《ロボカッププロジェクト研究機構》。 ずらりと並んだ23体のロボットを前にたくさんの仲間、スタッフと共に最終調整を行っている。 《森本》が、小学1年生の時、開催された愛知万博会場で胸トキメかせ、始めて見るキラキラと輝いていたロボット達。
3:ケロロ少佐◆uccexHM3l2 :2006/06/18(日) 13:42:45 ID:OdZPKmbV [sage] 【2050年】 その2 あらから45年、やっと長年、思いつづけてきた瞬間がもうすぐ現実のものとなるのだ。 「ピピピ…」と教授の携帯が最優先の通信相手と判断し強制的に通信オンさせた。 「あなた!今日もそちらにお泊りになるのでしょう!!」 「私!今、渋谷にお買い物に来てるの!お昼でも一緒にどうかと思ったけど…ダメね!いいわ!」と一方的に話した後、切れた。 いつものように、何事も無かったように作業に戻る教授。 @@@@@@@@@@@@@@@@@ 渋谷駅に隣接する巨大ショッピングビル東急。 行きつけのショップでたっぷりと買い物を済ませた《森本桜子》は地上に出て混雑するスクランブル交差点に向かっていた。 携帯を切って足早に向かいビルにあるレストランへ。 《森本桜子》は、二足歩行ロボット《RU660》をお共につけ、両腕いっぱいに荷物を持たせている。《RU660》は《桜子》の歩く後方110センチをしっかりとした歩行でついてきていた。 対物障害位置センサーの広域認知能力を最大値に維持。 前方、右側面、左側面、後方から…の全方角から押し寄せる人の波を必死で避けながらも的確に110センチをキープし歩いて行く。 すでに2050年の渋谷では、二足歩行人型ロボットの姿は、珍しい存在では無く、立ち止まり振り返る人は居なかった。 一般家庭に、お店に、病院にも人型ロボットは当たり前のように入り込み主人であるヒトの為に働いていた。 Qフロントビルの大スクリーンには、決勝で強豪オランダを破り優勝を果したブラジルの選手達の喜ぶ姿が何度も何度も繰り返し映し出されていた。 続いて、スクリーンには、最先端の洗練されたロボットの映像が映る。
4:ケロロ少佐◆uccexHM3l2 :2006/06/18(日) 13:43:33 ID:OdZPKmbV [sage] 【2050年】 その3 そう!今年は2050年。約束の年。 ついにロボットの進化を証明できる瞬間が訪れた年。 FIFAの正式ルールの下でワールドカップ優勝国と完全自立型ヒューマノイドロボットチームによるサッカーの試合が10日後に開催されるのだ。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 試合の日が明日に迫った《太陽風環境研究所》では、観測点の時間差から太陽風の速度を解析し空間位置の詳細な三次元予想モデルを作りあげていた。 「結論として、過去の記録に照らし合わせたが、今回の規模でも地上の電子機器には障害は発生しない見こみと言えそうだが。」 「藤元!君の意見は?」 この分野では、すでに時田助教授より知識、経験で勝っている藤元研究員は、同意見の意思を伝えた。 ただ、口には出さなかったが、今回の大規模な太陽活動に伴う太陽風の発生量のピーク時間がブラジル戦の行われる時と重なっていると言う事。それが、なぜか気にかかった。 10日前、2050年のワールドカップも決勝戦が無事、終了し、カナリア軍団ブラジルが優勝をはたした。 今回の大会は韓国・日本共同開催の2002年以来、日本単独開催の2050年ワールドカップ。 残念ながら、開催国の日本は、期待されながらも決勝トーナメントへは進めず不本意な結果と終った… だが、日本国内は別の意味で盛り上がりを見せていた。
5:ケロロ少佐◆uccexHM3l2 :2006/06/18(日) 13:44:16 ID:OdZPKmbV [sage] 【2050年】 その4 やれる事はすべてやった。 ずらりと並んだロボットの選手達を前に森本教授は、「やはり人格を積むことにしたのは間違いでは無かったな…」と一人つぶやく。 半年前、出場ロボットすべてにそれぞれ個別の意識人格を設定させ載せるべきかどうか、プロジェクトを二分する大論争が起こった。 結果、人格を持たせた事でプレーの安定性が格段に上がり、JリーガーのJ−2チームとのテストマッチでは圧倒的な勝利を得た。 スタジアムの準備が出来たようだ。 戦術、戦略の最終的調整を行い1メートル70センチのスタメンの選手達、11人を送りだす。 今回の選手達は、今世紀初期のホンダのアシモに敬意をはらい、アシモ風のレトロ調デザインが採用された。 だが、その旧式風の外皮の内部は当時とは比べようもない最新ロボット工学の結晶が詰まっている。 森本教授を含めた、多国籍研究チームの技術者の面々は絶対的自信で今、ピッチの天然芝の上でウォーミングアップをしている11体を頼もしげに見つめていた。 ブラジルチームのGKのアルマンド・デリマ。 そしてワールド得点王に輝いたヴァンデルレイ・ドスサントスが真剣なまなざしで1メートル70センチに統一された11人のロボット選手を見つめていた。 ついに試合が開始され、夢の45分の前半が終了。 的確で(機械のような?)正確な動きを見せ世界一の攻撃をくい止め、世界中を驚かせ続けるアシモ(兄)達。 そしてこの時、この瞬間、観測され続けていた太陽風による電磁波は、最大値を記録していた。この現象は、あと数日は続くと予想されていた。
6:ケロロ少佐◆uccexHM3l2 :2006/06/18(日) 13:45:01 ID:OdZPKmbV [sage] 【2050年】 その5 ハーフタイム中、ロボット達は、許された範囲内でメンテナンスを受けた。 あるものは両足を交換、そしてあるものは、損傷の一番激しいヒザ関節ユニットの交換を受けていた。 その時、レギュラーメンバーの指令塔の位置をまかされていた1体が何やら言葉を発しはじめた。「I think, therefore I am.」 ほどなく、その他のメンバーも全員が同じ言葉を話しはじめる。 同じ頃、街の中でも一部のロボット達の中に、同等の何らかのエラー行動をおこす個体の事例が報告された。 この試合を自宅の空間テレビで見ていた《森本桜子》もそばに居た、二足歩行ロボット《RU660》のエラーを感じていた。 憎しみの言葉・恐怖におびえる言葉・嘆き悲しむ言葉・歓喜あふれる言葉などを突然しゃべりだし、徘徊するロボットたちだ。 不思議だが銀行金融などを管理する経済コンピューターや交通制御システムなど、他のライフラインを管理する社会運営知能への影響はまったくでていない。 今回影響がでたのは、ブラジル選手と戦っている11体、予備として起動し準備されていた12体のロボット。そして街で稼動している、各種ロボット達。今期、投入された2050年モデルと呼ばれる最新ロボットのみだった。 つまり、新世代にあたる2050年型基本プラットホームを内部に積んだより進化した機械人。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@ 秋葉原の《ロボカッププロジェクト研究機構》のビル内では《森本教授》が深刻な表情で観察を続けていた。 結局、あの後、後半戦45分の開始のホイッスルは吹かれる事はなかった。 「何としても訳を知りたい…」教授のそばには《太陽風環境研究所》の藤元と時田助教授の姿もあった。
7:ケロロ少佐◆uccexHM3l2 :2006/06/18(日) 13:45:42 ID:OdZPKmbV [sage] 【2050年】 その6(終) 異常を示したすべての最新ロボットは回収され機能を停止されていた。 その中で、数体は徹底的調査を行う目的で隔離処置。ココで原因解明の観察が続けられていた。 太陽風の異常なまでの磁気嵐が起きた時、誰もが予想に出来なかった何かが起きた事だけは確かなのだ。 そしてすべての関係者が見つめる中、ロボットがまたも言葉を発する。 「I think, therefore I am.(我思う故に我あり)」と… もう1体のロボットも「It is not enough to have a good mind; the main thing is to use it well.(良心を持つだけでは十分ではない、大切なのはそれをうまく使うことだ)」 ハッキリと聞き取れたその言葉… その場にいたヒトは、すべてを今、認識した。 ロボット達が口にしたのは、デカルトだった… その後、実態が解明された。 あの出来事の時から、ロボットの思考回路にまったく新しい理論の道筋が加わり人工構造物の技術的限界を越えたのだ。 けっして人間の通常の研究工程では得られない知能レベル向上がである。 格段に進化し、より人間に近くなった新世代ロボットは、今、いっせいに世の中に解き放たれ、世界を変えてゆくだろう。人間の心さえも… そして次回、ブラジルで開催される2054年ワールドカップでは、ヒトと対等にプレーするロボット達の姿が必ず見られることだろう…
8:メカ名無しさん :2006/06/18(日) 13:56:22 ID:JmupEbO2 [sage] 【2123年】 ウィーンガチャ、プシューー・・・ ―完―
9:メカ名無しさん :2006/06/18(日) 14:17:07 ID:I5AO0k+I [sage] 重複 ロボット●リレー小説● http://that4.2ch.net/test/read.cgi/robot/1073382479/l50
10:ケロロ少佐◆uccexHM3l2 :2006/06/18(日) 14:22:33 ID:OdZPKmbV [sage] このスレはリレー小説ではなく、一人の人が完結させた作品を載せてもらうものです。 重複はしていないモノと考えています。 何卒、面白い話、載せてください。
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