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怪談文藝【三題噺スレッド】八百文字
1:名無し物書き@推敲中? :2006/10/08(日) 21:38:50 すべては怪談の為に。 ※『要綱』 ・ここは怪談専門の三題噺スレッドです。 ・一作品800文字まででお願いします。 現在までに出ているお題(作品は過去のお題からでも結構です) 「冥王星」「ようかい」「小説家」 「うろこ雲」「病院」「ワイン」 「うなぎ」「柳」「サナギ」 「てのひら」「雨だれ」「路地裏」 「茸」「塩」「廃屋」 「蝶」「傘立て」「大仏」 「鳥」「携帯」「古井戸」 「コンビニ」「見世物小屋」「薬物中毒」 「新学期」「頭」「自作自演」 「カブトムシ」「ブランコ」「ビデオテープ」 「ポプラ」「本」「犬」 「猫」「下駄」「レタス」 ※『注意』 ・批評や感想は真摯に受け止め、次回作に活かしましょう。 ・他板の話題を持ちこむのは荒れる原因となりますので謹みましょう。 ・低レベルな罵り合い(過剰反応、罵倒、レッテル貼りなど)はスレッドの品位を損ないます。 ・東さん(ttp://blog.bk1.co.jp/genyo/)の目にとまる可能性を考えて行動しましょう。 ・分離元スレッドはこちら http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1159950044/ ※『次スレを立てるのは950に書き込んだ人』 ・990くらいになったら、書き込みは一次ストップ! ・次スレへの誘導をお忘れなく!
776:名無し物書き@推敲中? :2009/06/14(日) 04:53:56 >>775 三題噺に限った事ではありませんが、常日頃から引き出しを沢山用意して置く事だと思います。 三つのお題からどれだけ物語を広げられるか。それも読者に強引な印象を与えずに…。 その為には想像力の土台が必要です。土台とは何か。それは毎日の読書や見聞の蓄積です。 どんなにユニークな発想でも、記憶と言う蓄積以外からは生まれないのです。
777:名無し物書き@推敲中? :2009/06/15(月) 00:04:56 >>776 ありがとうございます
778:名無し物書き@推敲中? :2009/06/26(金) 09:28:10 [sage] よし!じゃあ、次のお題↓
779:名無し物書き@推敲中? :2009/06/27(土) 00:38:31 [sage] お題その1『軍服』 いきなりベタなのを挙げちゃったので、次は軽めのをヨロ↓
780:名無し物書き@推敲中? :2009/07/12(日) 16:58:27 [sage] お題その2『スニーカー』 次ヨロ↓
781:名無し物書き@推敲中? :2009/07/12(日) 23:51:01 [sage] お題その3『南京玉スダレ』 ↓
782:名無し物書き@推敲中? :2009/07/13(月) 00:10:17 [sage] では「軍服」「スニーカー」「南京玉スダレ」ということで。 ……難しくね?
783:名無し物書き@推敲中? :2009/07/14(火) 23:37:30 稀に見る難度www
784:軍服 スニーカー 南京玉スダレ :2009/07/15(水) 22:50:42 [sage] お前らさ、人の死体見たことある? いや、葬式とかじゃなくて。 赤の他人の死体を見ることなんて普通まずないよな。 俺はあるよ。 まだ小学生だったころ、首吊り自殺の死体を見たことが。 すげぇ怖かったよ…。野次馬根性丸出しで見に行ったのを心底後悔したね。 もういきなり半端ないインパクト。 首がさ、南京玉スダレみたいにビョ〜ンて伸びちゃってんのよ、ビョ〜ンてwww そいつ軍服みたいな色の半袖シャツ着てたんだけど、腕も顔もシャツとおんなじような色になってるし。 ちょwwマジで人の色じゃありませんからwwwww で、浮いてる足見たら、ちゃんとスニーカー履いてやんの。 …まぁ当たり前っちゃ当たり前なんですけど。 でも空中にぶら下がってんのに靴履いてんのが何だか不思議な感じがしてさ…。 意味なくね?とか思いながらしばらくそれ見てる内にいきなりハッと我に返っちゃった。 そいつが単なる「グロ物体」なんかじゃなくて、「少し前まではちゃんと生きてた人間」なんだって、やっと本当に理解したんだろうな。 泣きながら家に飛んで帰ると爺ちゃんに抱きついたね。 そしたら爺ちゃん、ポンと俺の頭のうえに手を置いて撫でてくれた 。 爺ちゃんの手はゴツゴツしてて撫で方も荒っぽかったけど、温かかった。 それから飴を一粒くれた。うまかった。 ――その味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしいキャンディーをもらえる私は、きっと特別な存在なのだと感じました。 今では私がおじいちゃん。孫にあげるのはもちろんヴェルタース・オリジナル。 なぜなら彼もまた特別な存在だからです。
785:軍服 スニーカー 南京玉スダレ :2009/07/18(土) 00:34:51 [sage] 塀の向こうの屋敷から陽気な歌声が聴こえた。 屋敷の前をうろついていた男はにやりと笑い、身軽にその塀を越えて屋敷へ 忍び込んだ。男は言うまでもなく強盗である。 近所でも噂のこの屋敷は、初老の男性が一人しか住んでいない。 大層な金持ちだが、頭がおかしいため身内の者も寄りつかず、朝晩と ヘルパーの世話になっているそうだ。 男が歌声のする縁側へ向かうと、初老の主は噂にたがわぬ変わり者ぶりで、 昔自分が着ていたものであろう薄汚れた軍服に麦藁帽子、片足にサンダルといった いでたちで、南京玉スダレを歌いながら踊っていた。庭先には一列に並べられた 将棋の駒、茶碗や鍋、バケツにスコップ、金槌やらモップやら様々に置かれている。 それらを客と思っているのか、雑多に並べられた物に向かって 歌い踊り、笑っている。 男が近寄ると、初老の主は「おお今日は千客万来だ!」と言って まるで男を怪しむ様子もない。男が「こんな奴が来て千客万来か」と 鼻で笑うと、初老の主はいよいよ調子を良くした。 「はい、そこの青いスニーカーのお嬢さん、それから長い黒髪の素敵なあなたも 老夫婦さんも新婚さんも、ああ白衣のあなたはお医者様ですね。皆さん どうぞ楽しんで行って下さい!」 男はぎょっとした。初老の主が次々口に出す人間は皆、男の被害者と重なるではないか。 「お客様、たくさんの友人に囲まれて幸せでしょうね」 その言葉に恐ろしくなった男は後ろ手に隠していたナイフも投げ捨てて逃げようとした。 陽気に歌い始めた初老の主は、男が背を向けたとたん、庭先の金槌を握りしめ男を殴り つけた。「お客様困ります、講演料払っていただかないと」ぐったりした男の衣服から 財布を抜き取ると、初老の主は狂ったように笑った。
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