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1:この名無しがすごい! :2007/05/11(金) 22:02:12 ID:oNykd/SG ある朝、グレゴール・ザムザが不安な夢からふと覚めてみると、 ベッドの中で自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に 変わってしまっているのに気がついた。固い甲殻の背中を下に して、仰向けになっていて、ちょっとばかり頭をもたげると、 まるくふくらんだ、褐色の、弓形の固い節で分け目をいれられた 腹部が見えた。 この文章を、さまざまな作家の文体で書き換えてあげてください。 最初の一文だけでもいいです。
46:ケータイ小説ってこんなん? :2009/07/29(水) 08:03:26 ID:pb+Uyao/ [sage] 起きたらムシになってた。 え? なにそれ? ってミンナいう。 アタシも思った。何それ? って。 お腹とか、ヤバいし。 茶色とか、ない。 なんで? もう叫びそう。 つか、叫んでた。 「どーなってるん? はやくきて」 ヒロにメールしたけど、返んない。 ヒロは今カレで、バイト先の先輩。
47:北方謙三ハードボイルド風 :2009/08/12(水) 20:51:09 ID:pD9kSGVF 虫。 人が虫になる。そんなことが、あるものなのか。 私は動揺を意思の力で抑えつけ、ベッドのヘッドボードから葉巻を取出した。 ゆっくりくゆらせる。キューバ産の甘い香りがささくれた心を鎮めてゆく。 目を醒ますと自分が虫になっていた。そのことをあらためて考えてみた。 昨晩は、六本木で若い娘を拾った。あの娘から妙な病気でも移されたのか。 身体には特別痛みも苦しみも感じられない。ただ虫になった、それだけのようだ。 それにしても何故、虫、なのか。 枕元の携帯が鳴った。 「グレゴリー・ザムザさんか」 男が低い声で笑った。 「どうだね、厭らしい虫になった気分は」 「誰だよ、あんた」 相手はその問いかけを無視した。ただ含み笑う声が受話器からかえってきた。 「例の件から手をひいてもらえねえか、ザムザさん。そうすれば、人間に戻る方法を、教えてやらんことも‥‥」 私は黙って携帯を切った。 葉巻一本、ゆっくりと時間をかけて灰にした。 虫の身体のままベッドから起き出した。確かめたいことがある。 ジーンズに脚を通すのは面倒だったが、焦ることはない。 事務所に電話を入れ、今日は休む旨を伝えた。 藤本は理由を聞かなかった。今日の案件は自分一人の裁量でどうにでもなる、そう判断したのか。 私の気まぐれに付き合うようになって3年になる。最近はその辺は心得たものだった。 マンションの地下駐車場へ向かった。 獣が眠っていた。真紅のマセラッティ。乗り込んだ。 イグニッションを回した。 マセラッティは獣の唸りをあげた。私は目醒めると虫になっていたが、マセラッティは獣になって目醒めた。 クラッチを繋ごうとして気づいた。虫の脚。届かなかった。 目を閉じた。 ブレーキもアクセルも踏めない、つまりはそういうことだ。 「虫に、なっちまったんだな」 つぶやいた。ただ、口にしてみた。それだけのことだ。
48:皆さんに質問ですが :2009/08/17(月) 06:49:48 ID:TQIAI52L [age] ここはカフカの変身以外は扱っちゃいけないんですか?
49:うはっw西尾維新だ :2009/08/17(月) 14:19:46 ID:I+aUcIfi [sage] 朝起きたら僕は虫になっていた。 そして蒸しになっていた。この場合夏なので蒸されているのは、あながち驚くほどのことでは無いのだけれど。 とんかく僕はこのサウナのように蒸し暑い部屋の中で虫になされていた。 普段よりもだいぶ、だいぶというよりむしろ異常なほどふくよかな脂肪に覆われているので体の勝手がまるで違う。熱のこもり方も尋常じゃないのだ。腹部は意外に鍛えられているようで硬かった。 僕は自由の利かない芋虫の様な体をくねらせ、隣の部屋、主の居る場所へと向かった。這って向かった。 こういう事をしでかす奴を僕は一人しか知らない。 「おい、これはどういうことだ?」 「どういうことって?」 「見りゃわかるだろ! 何で僕がこんな得体の知れないミュータントみたいになってんだよ!」 「あら、いつもと違わないように見えるけど?」 そいつは僕の尻に向かって話しかけていた。 「戦場ヶ原、今は変わり果てているかもしれないが、それは僕が人だったと仮定する所 の尾?骨を覆い隠す皮下脂肪の多くついた場所であり……」 「あら、グレゴール、皮下脂肪は女の子限定よ?」 着眼点も間違っているし、女の子限定? それも何か間違っている気がする。 「とにかくだ、僕の顔を見て話してくれ」 「あら、ごめんなさい。普段から特徴のない顔だったから、ついそのドングリの帽子のような歪なお尻と顔をまちがえてしまったわ」 「僕のお尻と顔に謝れ! ドングリさんに謝れ! おい戦場ヶ原っ、だからそれは僕のお尻だって!」 本当に間違っていた。 「あらやだグレゴール。わたしがそんな間違いをするわけがないじゃない」 「じゃあ、なんでお尻ばっかみているんだよ。お前は尻フェチか」 「……だって、あなたの顔を見て話すのが恥ずかしいんだもの」 デレちゃった。この子、この期に及んでお尻に向かってデレちゃった。 「嘘よ」
50:この名無しがすごい! :2009/08/17(月) 14:41:15 ID:kZbUJCIL ここで敢えての西尾かよw
51:舞城王太郎 :2009/08/17(月) 16:08:04 ID:hY/HkNzc 俺だってそこら辺でバカ騒ぎしている上半身裸の奴らと同じように浴びるほど酒を呑んで何もかも忘れちまいたいことだってあるんだよ!愛しのナオミ・ワッツがどこの誰だかわかんねえ野郎とできちゃった結婚したって聞いた日がまさにそれだった。 ある朝のこと俺グレゴール・ザムザはナオミ・ワッツの娘が腕に蛇のタトゥーをいれてる肥満体型の男に強姦されちまうって不安な夢からふと覚めてみると、ニトリで買ったベッドの中で俺の姿が一匹のとてつもなく大きな毒虫に変わっちまっているのに気がついた。 おいおいちょっと待ってくれよ?ここはサンフランシスコで俺は腕利き外科医のザムザで今日の天気は晴れで仕事は休みでつまり夏休みだろ?どうなってんだよこれ…。 その毒虫は固い甲殻の背中を下にして仰向けになっていやがるから俺の睡眠を邪魔したソイツのデカい態度にムカついてどうやって殺そうかって考えてる。 頭を持ち上げたら丸くふくらんだ褐色の弓形の固い節で分け目をいれられた腹部が見えたから俺は思わず「ファッキン!ファッキン!ファッキン!」って叫んじまった。 その声を聞きつけた妻のミシェルが俺の部屋に来てパンツを脱いでケツを見せていかにもヤりたいって誘ってくる
52:この名無しがすごい! :2009/08/17(月) 17:21:27 ID:a32j86dO [sage] >>48 過去スレ(>>27参照)でのお題が「変身」だったから、その流れなんじゃないの? 個人的には違うお題のが見たいけどね。 何かよいお題があるなら提案してみては?
53:この名無しがすごい! :2009/08/18(火) 07:27:40 ID:zQxC0lNL [sage] ある朝ぼくはスリーピング状態で虫になっていた
54:この名無しがすごい! :2009/08/18(火) 22:11:50 ID:A0GcQ3v8 [sage] なんでや……
55:この名無しがすごい! :2009/08/21(金) 17:11:54 ID:rl6FXbQY [sage] >>52 >何かよいお題があるなら提案してみては? 草枕とか走れメロスとか羅生門とか我輩は猫であるとか 神々の微笑とか神州纐纈城とか……駄目なんですかね?
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