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49:うはっw西尾維新だ 08/17(月) 14:19 I+aUcIfi [sage]
朝起きたら僕は虫になっていた。
そして蒸しになっていた。この場合夏なので蒸されているのは、あながち驚くほどのことでは無いのだけれど。
とんかく僕はこのサウナのように蒸し暑い部屋の中で虫になされていた。
普段よりもだいぶ、だいぶというよりむしろ異常なほどふくよかな脂肪に覆われているので体の勝手がまるで違う。熱のこもり方も尋常じゃないのだ。腹部は意外に鍛えられているようで硬かった。
僕は自由の利かない芋虫の様な体をくねらせ、隣の部屋、主の居る場所へと向かった。這って向かった。
こういう事をしでかす奴を僕は一人しか知らない。
「おい、これはどういうことだ?」
「どういうことって?」
「見りゃわかるだろ! 何で僕がこんな得体の知れないミュータントみたいになってんだよ!」
「あら、いつもと違わないように見えるけど?」
そいつは僕の尻に向かって話しかけていた。
「戦場ヶ原、今は変わり果てているかもしれないが、それは僕が人だったと仮定する所
の尾?骨を覆い隠す皮下脂肪の多くついた場所であり……」
「あら、グレゴール、皮下脂肪は女の子限定よ?」
着眼点も間違っているし、女の子限定? それも何か間違っている気がする。
「とにかくだ、僕の顔を見て話してくれ」
「あら、ごめんなさい。普段から特徴のない顔だったから、ついそのドングリの帽子のような歪なお尻と顔をまちがえてしまったわ」
「僕のお尻と顔に謝れ! ドングリさんに謝れ! おい戦場ヶ原っ、だからそれは僕のお尻だって!」
本当に間違っていた。
「あらやだグレゴール。わたしがそんな間違いをするわけがないじゃない」
「じゃあ、なんでお尻ばっかみているんだよ。お前は尻フェチか」
「……だって、あなたの顔を見て話すのが恥ずかしいんだもの」
デレちゃった。この子、この期に及んでお尻に向かってデレちゃった。
「嘘よ」
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